2014年03月13日

旧友とのやりとりから思うこと。

こんにちは、いろどりの家の西田です。

先日、非常に考えさせられることがありました。
それは、Facebookで、突然、高校時代の旧友から
お友達申請がきたことから始まりました。

このあとの分は、その旧友とのやりとりを、名前等だけを伏せて
そのまま 転載したものです。(もちろん、転載にあたって旧友の許しを得ています。)


旧友:今、注文住宅で家建てようかと思ってるとこやから気になって申請した。


私:そうなんや。なんか力になれることがあれば聞いて^_^


旧友:のべ床100u1000万ぐらいで建てれるもんなん?


私:それは厳しいやろうな。
  工務店に頼まんで、自分で業者や職人に直接
  分離発注したとしても無理やと思うで^_^; 
 
  仮にできたとしても、いい家には間違いなくならないと思います。





旧友:今、●●●(住宅会社)ってとこで土地探して
   家建てようかとしてるねんけど、
   うちの希望が2階建てで4LDK100u以上やねん。
   それで見積もりだしてもろたら1100万でしたわ。
   まぁ完全注文住宅ではないんやけど。



私:そうか。●●●か。ローコスト系やな。
  その金額での仕様とか教えてくれたら、
  もう少しアドバイスできるかも。
  窓の仕様や、耐震等級、断熱の仕様とか。
  俺のブログで、最近書いた、
  家を建てようと思ったら知っておいて欲しいこと
  ってタイトルのブログを参考に読んでみてください。



旧友:ブログ読んでみるわ。ローコスト系ってやっぱよくないの?


私:そうやなぁ。自分の家族とか親戚とかが周りの人が
  ローコスト系で建てるって言ったら、全力でやめさせるかな。



旧友:具体的にどうあかん?


私:そうやな、いろいろあるで。職人、業者の質もあるしな。
  安いってことは、業者の単価を限界ギリギリまで値切っているってことやから。
  窓だけは、最低でも、アルミ樹脂複層サッシにした方がいいな。
  あと、気密検査をする大事さをわかってるかどうかとか。
  あと防湿のこととか、分かってるかな。
  吹き付け系の断熱の材でも本当は防湿シート貼らないと壁内結露するし。
  裁判ざたになってるのとかよく聞くしな。



旧友:へ〜難しいの〜やっぱ安かろう悪かろうかなのか…


私:すべてじゃないよ。でもたいていそうやと思うよ。


旧友:ちなみに●●●の悪い噂って聞く?


私:どうかな。あんまり他社の悪いことは言いたくはないけどな。
  それより、○○(旧友)が家に何を求めるかが大事なんちゃうかな?



旧友:何を求めるか…田舎で広い家が欲しいねん。
   家族でのんびり過ごせる家。



私:そうなんや。いいなぁ^_^
  俺もそういうの憧れるわ。
  家を買おうとすると、だんだん値段だけなってしまうからな。
  建てようとすると、いい家になる。
  そのどういう家にしたいかって想いが一番大切^_^



旧友:予算に限りがあるから値段はもちろん気にするが、
  安かろう悪かろうでは意味がない。



私:そのとおり。家は一生モノやからなぁ。
  ローン組む場合がほとんどで、ローンはある種、命がけなわけです。
  命がけで建てる家が、20年でダメになる(資産価値的にも、寿命も)
  なんて、ありえへんと思うねんな。
  限られた予算でも、正しい予算の配分をして、
  正しい施工をするだけで、住み心地、経済性、建物の寿命、
  家族の健康にいたるまで、大きく差が出るからな。



旧友:でも素人に専門的な事言われてもわからんのだよね。


私:そうやな。
  だから俺はできるだけ、時間をかけて話すようにしてるな。



旧友:●●●もそやけど、ええことばっか言うからな〜
   問題点とかわからへん。



私:それはみんな営業マンは売るのが仕事やもん。
  いい事しか言わへんよ。
  で、だんだん何がいいか分からんくなって、
  どこでも一緒になって、
  最後は値段で決めるのが、一番あかんパターンやな。



旧友:なるほどね。高い買いものやからそうはなりたくないね。


私:ポイントだけでも、勉強しといたらいいと思うよ^_^


旧友:そやな〜無知で買うのは怖すぎる


私:何でも聞いて^_^


・・・と、これで旧友とのやり取りは終わったのですが、
この旧友とのやりとりで改めて分かったことが色々とあります。

みんな、いい家が欲しいと思っている。
でも、何がいいか分からない。
予算も限りある。
どこの住宅会社の営業に聞いても自分の所のいいことしか言わない。
素人の自分には分からない。
でも、いい家はほしい。

当たり前だと思います。

私はいつも、
人生において家を建てるタイミングは、幸せの絶頂の時だと思っています。
そしてその幸せは子や孫の代にまで受け継がれなければならないとも思っています。
しかし、たいていの人はその人生の幸せの絶頂の時に家づくりのことを
よく考えず安易に家を購入してしまっている(させられている!?)と思っています。

無理もありません。
今の時代、情報が多すぎて普通の人には何が言いか悪いかなんて
なかなか判断できるはずありません。
分からないまま、なんとなくで家を決めることが、私には可哀想で不幸に思えます。

よく日本の家は20年で駄目になる言われます。しかし、そんな家と同じ予算でも
正しく予算配分をし、正しい施工技術で建てた家では、建物の寿命、住み心地、
生涯に掛かる光熱費などの維持費、または家族の健康面においてまで大きな差が出ます。

家を建てるほとんどの人が30年近いローンを組んでの家づくりだと思います。
その30年以上住むはずの家が、20年足らずで駄目になるような家づくりをするのが許せません。

だからこれから家を建てるという人には、難しいことは知らなくてもいいので、
いい家にするポイントだけでも知ってほしいと思います。

そして家を購入するという発想の人は、家を建てるという発想に転換してほしいです。
家を買おうと思うから、初めから最後まで値段だけで決めることになります。
しかし家を建てようと思うと、皆、いい家にしたいはずです。
自分たちにとって何がいい家か考えるはずです。
家は商品ではありません、家は人生の舞台です。
そこで生活をし、子を育て、家族とともに過ごす、人生の舞台です。


全ての人に、これを理解してもらえるとは思っていません。
私は神でも仏でもないので人が人を救うなんておこがましいとも思いますが、
しかし、せめて私は自分に関わりのある人、これから関わる人にだけでも、
そして大切な人には その人にとって いい家を建てて欲しいと心から思っています。



facebook西田.png西田宏則
facebook お友達申請大歓迎!!

当社のfacebookページはこちら
右斜め下https://www.facebook.com/irodorinoie2013

当社のHPはこちら
右斜め下http://irodorinoie.com/
posted by スタッフ at 00:00| Comment(0) | 最高の家を考える

2014年03月08日

やはり寒い家は危険です。

こんにちは、いろどりの家 西田です。

家が寒いために起こる住まい手へのリスクについてです。

まずは、この業界の人ならだれでも知っているヒートショックが原因でなくなる方の
数の話。
ホームページ上のコラムでも記載していますが、
年間、高齢者を中心に約17,000人もの方が亡くなられています。

1780865_1429511470624091_1954119564_n.jpg

ヒートショックとは・・・
暖房された暖かい室内から
寒い脱衣室や風呂場に移動した際に、血管が収縮して血圧が上昇します。
熱いお湯に浸かると今度は、血管が広がり血圧が下がります。
寒さでの血圧上昇、入浴での急降下と、激しい血圧変動が大きな負担となり、
循環器疾患と脳血栓障害などの原因になると考えられています。

ヒートショックが原因で亡くなられる方の数は、年間17,000人と言われています。
年々、その数は増加の傾向にあります。
これは、あくまで亡くなられた方の数で、その後の後遺症が残った方の数は含まれておりません。

それに対して、年々罰則の厳しくなる交通事故での死亡者は年間4,400人と年々減少傾向にあります。
交通事故よりもヒートショックで亡くなられる数は4倍以上なのです。

さらに最近では長期的ヒートショックという言葉もあり、
家の中で低体温になる可能性があるということです。
低体温とは、体温が低くなることですが、

わずか1.5℃の体温低下が、免疫機能の低下を引き起こし感染症を増加させるだけでなく、
重篤(じゅうとく)な心臓疾患のリスクを2〜3倍に上げるとのことです。

特に、寝ている時が危険です。自覚がないためです。
10℃以下の寒い室内で寝ているとき、いくらあたたかい布団をかぶって寝ていたとしても
呼吸から冷たい空気を吸うことで、肺や内臓が冷やされ
35℃程度まで体温が下がることがあります。最悪の場合、突然死なんてことも考えられます。

またさらに、家の中での転倒事故死者数も、交通事故死よりも多くなっています。
家の中での転倒が原因で亡くなる方の数は 7,000人といわれています。

原因は、加齢による注意力の低下、筋力やバランス力の低下などが考えられていますが、
その他にも、冷え性の原因のひとつであることが分かりました。
冷え性の人は足裏が冷えやすく転倒しやすいので気をつける 必要があります。
2004年に大分県で行われた調査では、冷え性の人は冷え性でない人に比べ、
1年以内に転倒の危険を感じたことのある人が1.6倍も多かったそうです。
寒い季節は男女を問わず足の冷えに要注意です。
年間の月別の転倒事故死は冬の時期に多いというデータもあります。

冷えにより筋肉が縮こまり、思ったように足が上がらず、小さな段差で転倒するということも
多いということです。


やはり寒い家は危険です。
しっかりと断熱・気密をすることが大事ですね。


興味深いデータがあります。
断熱化の進んだ住宅の多い北海道の方が、
温暖地域よりも脳卒中の死亡率が下がるということです。
特に、外気温が14℃を下回ると家全体を暖めるため、死亡率が下がります。
その他の地域では外気温の低下とともに死亡率が上昇していきます。

graff02.gif

鹿児島の方が、北海道よりも脳卒中で亡くなる方が多いのです。

これは、寒さの厳しい北海道だからこそ、
住宅の断熱性や、しっかりと全館暖房をするという習慣があるからだと考えられています。

このデータをみると大阪は北海道よりも暖かいからと、断熱を怠ってはいけませんね。


facebook西田.png西田宏則
facebook お友達申請大歓迎!!

当社のfacebookページはこちら
右斜め下https://www.facebook.com/irodorinoie2013

当社のHPはこちら
右斜め下http://irodorinoie.com/
posted by スタッフ at 12:16| Comment(0) | 最高の家を考える

2014年03月06日

家を建てようと思ったら知っておいて欲しいこと

こんにちは、いろどりの家 西田です。

これから家を建てようと思う人には知っておいて欲しいことを書きます。

まずはじめに 当たり前ですが地震に強い家がいいです。
耐震等級は最高等級の3が理想的です。
ちなみに3は災害時などでも倒壊してはいけない消防署や病院に定められている基準です。
建築基準法の耐震性の1.5倍です。
これはお金のかかる特別な工法を採用しなくても、構造計算をすれば実現可能です。


あとは地盤も大事です。地盤が弱いと家が強くても倒壊の恐れがありとなる可能性が高いです。
必要に応じて地盤の補強をした方がいいです。


次に省エネ性能が次世代基準というのは実はあまりたいした性能ではないので、
このあたりは、よくよく注意して欲しいです。
一度Wikipediaで次世代省エネ基準と調べて見てください。
たいしたことないことが分かりやすく書かれています。

このあたりの性能の違いで、健康で快適な暮らしが経済的に実現できるかどうかの大きなポイントです。

特に大事なのは断熱性と気密性です。

断熱材の性能を発揮するためにも気密性が大事なのですが、
工事中に気密測定という検査を必ずするようにしてください。
そして気密性能を最低でもC値1.0以下にするように施工店に依頼してください。

とてもとても大事です。
これをするとしないでは、住み心地や日々の光熱費に大きな影響が出ます。
気密測定をするかどうかで施工会社を選ぶ基準にしてもいいくらいの重要なことです。


次に、できるだけ窓は樹脂製や木製を選んでください。
窓が一番コストパフォーマンスの大きい部分です。
間違ってもアルミの単板ガラスの窓は選んではいけません。
できれば内外両方樹脂製の窓が好ましいです。

それと南側の面は出来るだけ冬は太陽の光が家の中に入るように、
逆に夏は入らないように設計することが大事です。

これは庇の設計をうまくすることでできます。
特に南側に遮熱Low-Eというガラスを選んではダメです。
せっかくの太陽の熱が家に入りませんので。
太陽の熱をうまく取り込むことで暖房費が節約でき、
エネルギーを使うのが少ないので環境にも良い家になります。

家の中の温度が夏は27℃冬は21℃程度が、湿度50%前後の
室内温熱環境が 人間が平均的に快適と感じる室温ですが、
これを少ないエネルギーで実現することが重要で、
そうすることで経済的に快適で 健康的な暮らしができるようになります。

断熱性能の高い家では、ヒートショックやアレルギーやアトピー、
ぜんそくなどの病気になりにくくなります。
逆に寒い家で冷たい空気を吸い続けると肺の抵抗力が低下し病気になりやすくなります。
高断熱の家では年間で一人1万円も医療費が削減できるという研究結果あるくらいです。


設計を依頼する時は、暖房負荷が40kwh/m2程度の性能にするように依頼してください。

次世代省エネ基準はこの暖房負荷が80kwh/m2ですが、
前者の性能だとエアコンが2台で全館冷暖房できます。
後者は各部屋必要です。仮に5台とします。
エアコン1台工事費込みで20万円、平均12年で買い換えることとすると、
一般的な住宅ローンの返済期間30年間で 追加購入2回程度必要になります。
となると、エアコンの設置費用だけで、
前者の計6台の120万円に対し、
後者は計15台で300円と、その差30年で180万円となります。
ちなみにそれぞれの30年間での冷暖房費用は
前者が180万円 で 後者は 360万円 です。 差額 180万円。
つまり、暖房負荷が40kwh/m2の家と、次世代基準の家では
エアコンにかかる費用が30年間で360万円も差になります。
4人家族で30年でうく医療費は120万円です。
合計で、480万円も差がでます。

高断熱の家にするのにこの1/3程度の費用もかかりません。
しかもこういう性能の家では床暖房を入れなくても床が冷たくなりません。
床暖房の費用も不要になります。高価な床暖房対応の床材も不要です。

家が高断熱になると省エネや 我慢しなくても エコな暮らしができるようになります。
それだけでなく、家族がさらに仲良くなれる間取りが作れます。


例えば、リビング内階段と言って、一度リビングに入ってからでないと
2階に上がれないようにしておくと、子供さんが帰って来た時、
直接自分の部屋に入るなんてことができないので、
おのずと顔を合わせ家族のコミュニケーションが増えます。
しかし一般的にリビング内階段は吹き抜けになるので
寒いリビングになりがちですが、高断熱高気密の家は、
寒くならないので温かいリビングに家族が集まることができます。
またリビングの一角にスタディコーナーを設けることで、
親の目の行くところで勉強させることができます。いろんな研究結果から、
小さい頃から子供部屋を与え、子供部屋で一人で勉強させるよりも、
家族のいるところで勉強させる方が、子供の学習能力は高くなり、
集中力も養われます。静かなところで集中して勉強するくせをつけると、
静かなところでしか集中できないようになり力を発揮できなくなってしまいます。
間取りが与える、家族の暮らしへの影響ってかなり大きいです。

と、長文になりましたが、これらのことを踏まえた上で、
吉野材や漆喰など自然素材で家を建てると
本当に最高の幸せな家ができると思います。

高断熱の家と、自然素材を使った家は特に相性がよく、
おそらく家の寿命も100年以上は軽く持つと思います。
子や孫に残せる資産価値の高い家になります。

家づくりには、正しい予算の配分の仕方があります。
同じ予算でも正しく予算を配分して家を建てるだけで、いい家になります。
家にかかる生涯コストが大きく変わります。
住む家族の人生も変わります。

これから家を建てようと思う人には
それをぜひ知っておいて欲しいと、心の底から願っています。




facebook西田.png西田宏則
facebook お友達申請大歓迎!!

当社のfacebookページはこちら
右斜め下https://www.facebook.com/irodorinoie2013

当社のHPはこちら
右斜め下http://irodorinoie.com/
posted by スタッフ at 22:55| Comment(0) | 最高の家を考える

2013年02月07日

『なが〜い、なが〜い 独り言です。』

こんにちは、現場監督Nhです。

唐突ですが、私のこの仕事をしている理由は、
自分の家を自分で建てるという事が、夢だからです。
(もうそろそろこの夢も実現させなくてはならないのですが)

私にとって家という物は、家族そのものの事でもあります。
HouseというよりもHome。

私事ですが、子供も生まれて親になった事で、より強くそう思うようになりました。
家族なくしては、『いい家』は建てられないと思うのです。
(あくまで私個人の主観によるものです。)
それと同時に自分と家族にとって『いい家』とは何かと、よく考えるようになりました。
自分にとっての家のイメージとは、幼少期を過ごした家です。
その家が自分の家の原風景として、記憶に残っています。それは、いい思い出も、悪い思い出も
すべてそこに原風景として残っているのです。

これから子供を育てていく世代の自分としては、自分自身がそうであるように、
子供たちのおそらく原風景となるであろう家は
『いい家』であり、そこで育てたいと思うのです。

今回は、現時点での自分なりの『いい家』に対しての考え、
研修や書籍、インターネットなどから得た知識を
一旦整理しの覚え書きとしてまとめたいと思います。


だからタイトルどおり なが〜い、なが〜い 独り言です。


私の考える『いい家』とは、
家族が仲良く健康で安全快適に、心の安らぎを得られる、なおかつ
環境に配慮した省エネの住宅であると考えています。


まず雨露をしのぎ地震などの災害から家族の身を守るという事は
当然として、そこに家族が毎日顔を合わせて仲良く暮らすということ、
例えば、リビング内階段など間取りの考え方ひとつで出来る事です。


建物の強度という点では、地盤の状態、基礎の形状から、
軸組み、耐力計算、許容応力度と、
抑えておく事はたくさんあります。
より高い耐震等級の家を建てるには、法的にも、躯体の強度という面からも、
様々な制約のもとプランニングをしていかなければなりません。


次に快適な家を考えます。
夏涼しく冬暖かい居室間の温度差のない家によって、
健康に快適に暮らすことが出来ます。
これは、高気密高断熱住宅ということが重要です。
もちろん計画換気も合わせて重要です。

ちなみに居室間の温度差で引き起こるヒートショックはけっして高齢者だけの問題では
ないのです。近年では若年層にもその傾向が増えてきているようです。
ヒートショックにより急死する人の数はなんと交通事故死より多く、
年間1万人を超えるといわれています。
家づくりに携わる者としては重く受け止めなくてはいけない事実だと思います。


また高気密高断熱は省エネにもつながります。
例えば各居室にエアコンをつけるのではなく、高気密高断熱にする事で
2台程度のエアコン(私の理想は床下エアコンです)で、
家の冷暖房をまかなえれば、1次エネルギーの消費を
抑えることもでき環境問題にも貢献できます(これは子供の教育にもいいと考えています。)
またLCC(ライフサイクルコスト)を抑える事ができ経済的です。
こういう1次エネルギーを削減するという本来の意味での省エネを
実施していきたいと考えます。


基礎断熱をする事により、1階居室と床下部分を同空間と考える事から、
床下部分に設置した24時間全熱交換型換気により、
基礎下部分の年間通して安定した温度の地中熱を利用しつつ、
かつ熱交換器によって居室の温度を変えずに換気をすることは必須かと思います。

このシステムと床下エアコンによる冷暖房が
高効率かつ経済的に運転できるものと考えています。
ただし、この床下エアコンを実現するには基礎断熱のほかに、
高気密高断熱という事が必要です。


断熱と気密を考えます。
断熱については、Q値1.3を目標にしたいと考えています。
現在2パターンの手法を考えています。
吹付発砲ウレタンフォームもしくは、防湿フィルム付きの高性能グラスールです。
グラスールについては、正しい施工知識と技術があればよく言われる結露等の
心配もなく、コストパフォーマンスの面からも決して悪くない製品だと考えております。
またどちらにおいても省エネ対策等級4対応という事は必要不可欠であると考えています。

もうひとつ、断熱と切っても切り離せないのが気密性です。
これについても、正しい知識と施工技術をもってして、
気密測定を行う事が重要です。目標はC値1.0をきる事です。
(ちなみに当社施工の実績ではSW工法にてC値0.32を記録しています。)
C値の実測をする事で、ハウスメーカー等が公表しているような平均C値ではなく、
1邸1邸の実測値を出す事で、実邸での数値を出すことが出来ます。
そして高い気密性をもってして、計算された計画換気の実現が可能です。

またこの省エネについて、設備だけでなくプランニングによっても
省エネの住宅を設計できます。
それはパッシブデザインという手法ですが、
敷地立地や周囲の状況、方位、風向きをふまえたうえで
窓の位置、高さ、大きさ、庇の出を設計し採光通風を考慮します。


天窓について、これも正しい施工と
高い品質と性能の商品を選ぶいう条件はつきますが、
天窓の設置は、採光や通風、換気という側面から
非常に有効的なキーアイテムであると考えています。
特に重力換気を利用した排熱効果と高い通風性に期待できます。
(天窓は3倍の採光、4倍の風通しと言われています。)
これをパッシブデザインの発想に使わない手はないと思います。

また外皮性能を高くするには、開口部サッシの性能が非常に重要です。
樹脂サッシ+アルゴンガス入りLow-e複層ガラス
の採用は大きなポイントです。
ただしパッシブ効果を狙うなら南面の窓は複層ガラスの樹脂サッシです。

日射を最大限に取得する事で、暖房付加を軽減します。
夏場に関しては、南中高度を考慮して庇の出を設計します。
これにより夏場の日射を遮断し快適に過ごすには、庇でなくても、
外付けのオーニングやブラインドやバルコニーに遮熱壁を設けるなどの
手法もあります。


設備について、考えます。
最近では、スマートハウスという言葉がかなり浸透してきました。
ただ言葉が先行していて、何をすればスマートハウスなの?というのが
現状ではないでしょうか。
実際にスマートハウスの定理というのも確立していません。
一般的に言われているのが、
創エネ設備(太陽光発電システム、燃焼電池、ガスエンジンの
コージェネレーションシステム)を設置し、
蓄エネ設備(蓄電池や日産リーフのような電気自動車)に加え、
HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)を搭載することによって
スマートハウスとする考え方が主流です。
ちなみに、HEMSを搭載することによって、エネルギーの使用量の『見える化』を図る事で
10%前後の省エネ効果があるようです。


私は、スマートハウスに前述した省エネ性能を組み合わせたものが、
理想的な家と考えています。
ただし創エネ、蓄エネ、省エネの恩恵を最大限引き出すには
住宅の基本性能(省エネ)の向上があってこそのものです。


ちなみに、太陽光発電の設置方法については、
私のこれまでの経験則から考えると、屋根の形状が重要であると考えます。
これは、あくまで個人的な見解ですが、屋根は南に30℃傾斜し、屋根の形状は片流れ
若しくは、切妻の変形というか招き屋根というのが理想的な形状です。
北側には、前述した天窓を設置したいと思います。
南側の屋根面積は最大限広くとり、パネル積載面積を大きくします。
また屋根の材質については、ガルバニウム鋼板で
三晃式瓦棒のような形状とします。
この瓦棒の桟の部分に挟み込み式の取付金具で太陽光パネルの架台を設置します。
これによって屋根部分に穴あけ加工をする事がなく、
経年劣化による雨水漏水の心配も解消します。
またガルバニウム鋼材はコストパフォーマンス性とデザイン性にも富む建材です。


次に給湯設備についてです。
エコキュート、エコジョーズ、エネファームとありますが、
こちらもコストパフォーマンスという点では、エコジョーズ。
省エネという点からは、エコキュート。
どちらも高効率給湯器と呼ばれています。
その選定については、それぞれのメリット・デメリトを考慮した上
ライフスタイルで選べばよいと考えます。
予算があれば、エネファームと太陽光のダブル発電が非常に魅力的ですが、
まだまだ試験的運用要素が強く、補助金をつかってもなかなか、
イニシャルコストの回収とまでは難しいのが現状です。

これも個人的な見解ですが、現状ではエコキュートかエコジョーズに
しておいて、交換時期に、そのころ価格的にも技術的にも
普及しているであろうエネファーム、
もしくはそれに代わるシステムに
切り替えるというのが無難かと思います。

どうしてもダブル発電にこだわるなら場合は、エコウィルという手もありますが。
また、近年では太陽熱給湯器もCO2削減効果と省エネ効果の点から
見直されてきているようです。


次に冷暖房設備としては、
もっとも省エネで高効率な設備というと、
エアコンを挙げたいと思います。
このエアコンの機種を選定する上で、確認しておいた方がいいのが、
APFという年間冷房効率という指標です。
数値が大きい方がいいのですが、APF6以上の機器を目安に選定したいと思います。
ただし、このエアコンによる冷暖房で省エネ効果を最大限発揮するためにも
前述した高気密高断熱住宅である事は必須であります。
ちなみにこの仕組みが実現すれば、床暖房の設置も必要なくなります。


照明設備については、
まず全照明LED化で間違いないと考えます。
LED照明器具に関しては、高性能も商品が登場し出してきて、
今後のスタンダートとなる事は間違いないと思います。


・・・つきつめて行くと、私の理想の『いい家』というのは
自立循環型住宅のパッシブハウスということに行きつくようです。


今後も自分の家族のための『いい家』を建てたいという思いを原動力として、
日々知識と技術の習得に励ばなければならないと考えています。

それから、今考えている『いい家』、
自分が建てたいと思う『いい家』を一邸でも多く建て、
一家族でも多く住み、快適で健康で幸せな生活を
送っていただく事を目標にしたいと思います。



当社のfacebookページはこちら
右斜め下https://www.facebook.com/irodorinoie2013

当社のHPはこちら
右斜め下http://irodorinoie.com/
posted by スタッフ at 21:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 最高の家を考える

2013年01月22日

LIXILのスマートハウスセミナーに参加してきました。

こんにちは、現場監督Nhです晴れ

今日は、午後から箕面にある今度オープンするLIXILのショールームで

ビルダー向けの研修に参加してきました。

IMG_0308.jpg

セミナーでの、講演は『今求められるパッシブ住宅』と題して、

LIXILの考えるスマートハウスの在り方の中で、

特に太陽光や燃料電池、蓄電池、HEMSなどの

設備を使って室内環境を整える能動的な考え『アクティブデザイン』だけでなく、

自然のエネルギーを利用して、採光や調光、通風を得て快適さを求める

受動的な考えの『パッシブデザイン』
今回は、特にこの『パッシブデザイン』に特化した内容の講演でした。


講師には

松尾設計室 室長でパッシブハウス理事の、松尾 和也先生。

本当に、内容の濃い講演で、お話も熱く、ワタシも非常に感銘を受けました。


地球の環境の話、温暖化の問題、CO2排出量削減の問題から

はじまり、それに対して、建設業として

とくに今回は、住宅業界ですが、我々のできる事について。



また、太陽光発電システムや燃料電池、蓄電池、HEMSを搭載と

あの3.11以降特に巷で騒がれるようになった感のある、

いわゆる『スマートハウス』

特に各ハウスメーカーを中心に広められている、

世界でもトップクラスなエコな設備。

でも、それらを設置する以前に大前提として、

より高い効果とその恩恵を受けるには、やはり住宅の基本性能が高くないといけない

ということなのです。

それは、室内の温熱環境を良くするという事です。


日本は住宅のこの温熱環境に対しての考えが

EU諸国に比べて、後進的な国で

日本の家は、耐震や免震、制震と、地震大国ゆえに、建物の強度については、

先進国の中でも負けないくらいの発展はしてきています。

また、先に言った、太陽光、燃料電池、給湯設備、これらの設備機器も

トップクラスです。


・・・ですが、この夏は暑くて、冬は寒い四季のある、我が国日本では、

温熱環境についての発展は後進国並み以下というのが現状です。


ひとつ例をあげると、驚いた事にサッシの性能の低さ

EU諸国のサッシの最低基準の性能が、日本の最高ランクのサッシの性能と

同等なのです。

ドイツでは、ホームセンターでトリプルサッシが

普通に平積みされて売られているとの事です。


それも、樹脂製のトリプルサッシが。


ふだん日本でトリプルサッシなんてなかなか目にしません。

というか、ワタシなんか見た事ありません。


しかもその値段は119.99ユーロ。今のレートで換算すると14400円程度。

日本で平積みされているとしたらアルミのシングルガラスだけです。


これがどれだけの差かというと、

おそらく樹脂製のトリプルサッシは現行のドイツの最低基準である

U値1.3だと思われます。

それに対し日本のアルミシングルガラスは6.5くらいです。

ちょうど5倍の性能差があるわけです。


お分かりでしょうか?サッシひとつとってもこのような現状。


居室間の温度差で起こる『ヒートショック』で亡くなる方は、年間14,000人だそうです。

阪神大震災で亡くなった方のうち、

建物の構造が要因で亡くなったのは、約4200人

東日本大震災(構造に要因)は 約500人

ヒートショックでは、毎年14,000人もの方がなくなっているのです。

しかも、この数は、亡くなった数で、ヒートショックになったことで

後遺症や障害の残った型の数は含まれておりません。


耐震ももちろん大切ですが、温熱環境のよい住宅も大切だと思いませんか?

ちなみに日本で、交通事故で亡くなる方の数は、年間約5,000人と言われています。

交通事故は、飲酒運転や、いろいろと規制が厳しくなるのに、

年間14,000人ものヒートショックによる、犠牲者だしているのにも

かかわらず、その規制はないのです。


ちなみに2020年には次世代省エネ基準が義務化という事ですが。


たぶん、四季のある日本に住む日本人だからこそ、

この劣悪な環境で寒さや暑さに我慢して暮らしてきたのが当たり前だから、

このような現状なのではと、思います。


高気密高断熱で省エネの家に住み、エアコンなども最小限のエネルギーで

夏は、涼しく冬で快適に健康に暮すことは、贅沢ではないはずです。

さらに、使うエネルギーが少なくなれば、環境にもいいですよね?


そして、最後にこの地球で暮す者として、

自分の子供や、その子供たちに、

何を残せるか?何ができるか?という事をいつも考えます。

IMG_0331.jpg

スーパーコンピューターによる、

21世紀気候変動予測革新プログラムの3つの予測があります。

地球環境予測。今世紀後半には、化石燃料起源の二酸化炭素排出量を

ゼロ以下にしなければならない。

近未来予測。過去10年全地球温度上昇が鈍ったかにみえましたが、

これからの10年は温暖化が本格化する。

極端現象予測。台風の頻度が減少、台風毛色は東へ偏る、

東南アジア沿岸域への接近数が減少する、最大風速で見た台風の強度は増加する。



たしかに、近年、ゲリラ豪雨が増えたり、台風の数は減ったように思いますが、

1回の規模がとんでもなく大きく、甚大な被害がでているように思います。




家電や車業界はエコという面では、世界的にも先進的ですが、

我々のたずさわる建築業界も、エコについてもっと真剣に取り組まなければなりません。


長くなりましたが、書いているうちに熱くなり、

文脈もおかしく読みにくいところもあったかもしれませんが、

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

まだまだ、書きたい事はありますが、またの機会にしたいと思います。



現場監督日記、次回をお楽しみにexclamation×2


当社のfacebookページはこちら
右斜め下https://www.facebook.com/irodorinoie2013

当社のHPはこちら
右斜め下http://irodorinoie.com/
posted by スタッフ at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 最高の家を考える

2012年02月10日

LIXIL主催 ビルダー経営セミナーに参加してきました。

みなさん、おはようございます。現場監督Nhですわーい(嬉しい顔)

昨日、弊社社長と一緒に
LIXIL主催のビルダー経営セミナーに参加してきました。

ワタシ個人はこういったセミナーに参加する機会は
これまであまりなかったので新鮮な経験でした。

NEC_0078.JPG
内容は大きくわけて、二部構成です。

前半はLIXILによる、これからの建築業界の動向についての話
後半は、元フリーアナウンサーで、ジャーナリストの
橋本テツヤ氏による講演会

という内容です。

スマートハウス。 ゼロエネルギー住宅。

耐震住宅。 創エネ住宅。 パッシブデザイン住宅。

2020年省エネ基準義務化。


などなど、今注目されるキーワードが飛び交う内容ですぴかぴか(新しい)

先日再開されました住宅エコポイント
の内容についても解説がありました。

(余談ですが弊社オカダ工務店でも、対象期間にあたる平成23年11月21日以降に
工事着手した物件についての申請業務も随時行っております。)

今回の住宅エコポイントは取得したポイントの半分以上は、
被災地への寄付や産品等に交換する事が義務付けられています。


つまり復興支援が目的なのですが、
東日本大震災以降、私たち日本人の
住まいや暮らしに対する意識は
確実に変わってきているのではないでしょうか?


近い将来に住まいづくりを
考えているワタシ自身もその一人であります。


震災からもうじき一年になろうとしています。
住宅業界をはじめ様々な分野に与えた影響ははかり知れません。


そんな中で、住まいづくりに対する考えを
見つめ直し、何を選び、そして子供たち
次の世代に何を残せるのか、


そして地域のお客様の住まいづくりの お手伝いをしていく
われわれ地元の工務店としても
何をすべきなのか 今一度 見つめなおす、
そんな時期に入っているのではないか・・・



・・・と、そんな事を考えながら、
帰りには、弊社社長のお気に入りのラーメン屋『古潭』さんで
らーめんぎょうざ をいただきました手(パー)


当社HPはこちら左斜め下
http://irodorinoie.com
posted by スタッフ at 09:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 最高の家を考える